
米商務省は、国内全店舗のジュエリーと腕時計の売上高が、対前年比で約5.6%上昇し、8月は6.8%も著しく上昇したことを報告しました。
米全国小売連盟(NRF)は、すべての商品の売上高が3.2%~3.8%増になると考えています。雇用者数は順調なものの、賃金が低迷しており、消費財の購入に使用できる可処分所得が制限されています。これが原因で今年の小売売上高は引き続き低迷しています。
デビアスは、10月のサイクルで3億7000万ドル(約418億円)の(サイト)売り上げを上げ、これは10年間でほぼ最低となりました。また、これは、サイクルの販売前にすでに大きく下回っていた9月の総額5億500万ドル(約556億円)をさらに大きく下回りました。
売上高においてはデビアスに遅れをとるものの、生産量においては世界最大であるダイヤモンド生産者のAlrosa(アルロサ)は、9月に3億580万ドル(約336億円)相当のダイヤモンド原石を販売しました。生産量は前月とほぼ同じでしたが、「スペシャル」と呼ばれている10.8カラット以上のダイヤモンドを多数販売したため、売上高が増加しました。
年初に大きな割り当てをいくつか開始した後、アルロサは今年の後半に販売量を削減しました。2017年始めの9ヶ月間における原石の売上高は、昨年と同様の合計32億9000万ドル(約3619億円)でした。
デビアスとアルロサの売上高が減少した短期的な理由として、インドの祝日、ディワリが平年よりも約10日早めの10月19日に始まったことが挙げられます。通常、この祝日の最中とその後の2週間、ダイヤモンド業者は休業しますが、ダイヤモンド製造業者は注文があまりなく在庫が十分にある場合は、営業の再開を遅らせることがよくあります。
長期的な問題としては、研磨石の在庫が増加し続けていることが挙げられます。今年、在庫は30%~35%増加したと推定されている一方で、信用枠が縮小し、研磨石の価格は低下しています。アントワープのダイヤモンド会社、Exelco(エクセルコ)が5000万ドル(約55億円)以上もの損失を出して破産したというニュースを受けて、銀行はダイヤモンド業界への融資を回避しています。
業界アナリストは、これから破産件数が増加する可能性があると考えています。破産する可能性がある企業は数千万ドルにも及ぶ負債を抱えているため、債務不履行となると他の企業が破産する可能性が出てくることが非常に重要な問題となっています。
大きなダイヤモンド
1,109カラットのLesedi la Rona(レセディ・ラ・ロナ)ダイヤモンドは、5300万ドル(約59億円)つまりカラット当り47,800ドル(約530万円)でロンドンの有名な宝石商Laurence Graffの手に渡りました。しかし、この価格は所有者であったLucara Diamond Corp.(ルカラ・ダイヤモンド社)が希望していた価格をはるかに下回るものでした。このダイヤモンドは史上二番目に大きな宝石品質のダイヤモンドです。
この価格は、このダイヤモンドをカットするのに経済的で、歩留まりが40%~50%であると仮定するとこの石を研磨したダイヤモンドの価格はカラット当り100,000ドル(約1130万円)になるでしょう。カラーがD~Eの非常に大きいフローレスダイヤモンドは、オークションでカラット当り140,000~180,000ドル(約1580万円~2030万円)で販売されていました。
ルカラ・ダイヤモンド社は、サザビーズのロンドン売り場で行われたオークションでこのダイヤモンドを販売しようとしましたが、入札価格は同社が希望していたと伝えられている7000万~7500万ドル(約79.1億円~84.8億円)をはるかに下回りました (サザビーズによる12.5%のバイヤー手数料と5%~15%の付加価値税を加えると、価格は8000万ドル(約90億円)を上回ったでしょう)。この価格でこのダイヤモンドをカットするのは経済的ではなく、この石から研磨されたダイヤモンドの価格はカラット当たり150,000ドル(約1700万円)と高価になります。
Russell Shorは、GIA カールスバッドのシニア業界アナリストです。

米商務省は、国内全店舗のジュエリーと腕時計の売上高が、対前年比で約5.6%上昇し、8月は6.8%も著しく上昇したことを報告しました。
米全国小売連盟(NRF)は、すべての商品の売上高が3.2%~3.8%増になると考えています。雇用者数は順調なものの、賃金が低迷しており、消費財の購入に使用できる可処分所得が制限されています。これが原因で今年の小売売上高は引き続き低迷しています。
デビアスは、10月のサイクルで3億7000万ドル(約418億円)の(サイト)売り上げを上げ、これは10年間でほぼ最低となりました。また、これは、サイクルの販売前にすでに大きく下回っていた9月の総額5億500万ドル(約556億円)をさらに大きく下回りました。
売上高においてはデビアスに遅れをとるものの、生産量においては世界最大であるダイヤモンド生産者のAlrosa(アルロサ)は、9月に3億580万ドル(約336億円)相当のダイヤモンド原石を販売しました。生産量は前月とほぼ同じでしたが、「スペシャル」と呼ばれている10.8カラット以上のダイヤモンドを多数販売したため、売上高が増加しました。
年初に大きな割り当てをいくつか開始した後、アルロサは今年の後半に販売量を削減しました。2017年始めの9ヶ月間における原石の売上高は、昨年と同様の合計32億9000万ドル(約3619億円)でした。
デビアスとアルロサの売上高が減少した短期的な理由として、インドの祝日、ディワリが平年よりも約10日早めの10月19日に始まったことが挙げられます。通常、この祝日の最中とその後の2週間、ダイヤモンド業者は休業しますが、ダイヤモンド製造業者は注文があまりなく在庫が十分にある場合は、営業の再開を遅らせることがよくあります。
長期的な問題としては、研磨石の在庫が増加し続けていることが挙げられます。今年、在庫は30%~35%増加したと推定されている一方で、信用枠が縮小し、研磨石の価格は低下しています。アントワープのダイヤモンド会社、Exelco(エクセルコ)が5000万ドル(約55億円)以上もの損失を出して破産したというニュースを受けて、銀行はダイヤモンド業界への融資を回避しています。
業界アナリストは、これから破産件数が増加する可能性があると考えています。破産する可能性がある企業は数千万ドルにも及ぶ負債を抱えているため、債務不履行となると他の企業が破産する可能性が出てくることが非常に重要な問題となっています。
大きなダイヤモンド
1,109カラットのLesedi la Rona(レセディ・ラ・ロナ)ダイヤモンドは、5300万ドル(約59億円)つまりカラット当り47,800ドル(約530万円)でロンドンの有名な宝石商Laurence Graffの手に渡りました。しかし、この価格は所有者であったLucara Diamond Corp.(ルカラ・ダイヤモンド社)が希望していた価格をはるかに下回るものでした。このダイヤモンドは史上二番目に大きな宝石品質のダイヤモンドです。
この価格は、このダイヤモンドをカットするのに経済的で、歩留まりが40%~50%であると仮定するとこの石を研磨したダイヤモンドの価格はカラット当り100,000ドル(約1130万円)になるでしょう。カラーがD~Eの非常に大きいフローレスダイヤモンドは、オークションでカラット当り140,000~180,000ドル(約1580万円~2030万円)で販売されていました。
ルカラ・ダイヤモンド社は、サザビーズのロンドン売り場で行われたオークションでこのダイヤモンドを販売しようとしましたが、入札価格は同社が希望していたと伝えられている7000万~7500万ドル(約79.1億円~84.8億円)をはるかに下回りました (サザビーズによる12.5%のバイヤー手数料と5%~15%の付加価値税を加えると、価格は8000万ドル(約90億円)を上回ったでしょう)。この価格でこのダイヤモンドをカットするのは経済的ではなく、この石から研磨されたダイヤモンドの価格はカラット当たり150,000ドル(約1700万円)と高価になります。
Russell Shorは、GIA カールスバッドのシニア業界アナリストです。